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塚田研究室は、誘電体の作製や物性測定・物理教育を専門とする研究室です.

研究テーマTOPICS OF RESEARCH

誘電体物性

「分光」

角度分解偏光ラマン散乱から,局所的な領域からの情報を得ます.
下の図は,BaTi2O5の角度分解スペクトル.
モードによって,入射光の偏光角度依存性が異なっている様子が分かります.

深く議論を行うために,多数の共同研究者と研究を進めています.
・量研機構・原研・立命館大・JFCC・大阪府大・筑波大・Vilnius大・・・との共同研究を最近しています.

「強誘電体や圧電体の試料作製」

様々な装置を使用して試料を作ります。
写真は、KF添加BaTiO3単結晶.
フラックス法で育成しました.

引き上げ炉・引き下げ炉・FZ炉・スパークプラズマ焼結...
試料合成装置が充実しています.


最近では,企業との共同研究も積極的に行っています.

「強誘電体や圧電体の相転移とその機構解明」

KF添加BaTiO3単結晶で巨大アニール効果を発見しました.
アニールをすると、相転移温度が室温から120℃まで上がりました.
なにか応用に使えるかもしれません.


島根大学「医・生物ラマンプロジェクトセンター」 終わりました。

医学応用に向けたラマン分光に関する技術の開発を目標としています.
本研究室は、「角度分解偏光ラマン分光を用いた結晶の評価」に取り組んでいます.

島根大学「ナノテクプロジェクトセンター」 終わりました。

このプロジェクトでは、医理工農分野が連携して地域での展開が可能な新しいナノ材料を開発し、地域課題の解決に向けた国際水準の研究拠点を形成することを目指しています.
本研究室は、「ナノ構造を用いた材料開発と評価」に取り組んでいます.
下は、最近得られた結果です.電極-試料の界面効果を利用して、大きな見かけの誘電率を発現させました.

      
    


エネルギー環境教育

島根大学 「環境寺子屋」による理科好き教師の育成

 豊富な環境リテラシーを有する「理科に強い義務教育教員」を育成する環境寺子屋プロジェクトに参加しています.
 2012年度から「地域連携型の自然科学好き教員養成プログラムの開発」という大型プロジェクト動き出しました.

 物理学研究室はプロジェクト運営に携わるだけでなく、
   ・力学のエネルギー科学塾
   ・電気のエネルギー変換塾
  といった教育プログラムを提供しています。
下の写真は、電気のエネルギー変換塾のヒトコマ.シャープペンシルに電気を流して光らせたり、スターリングエンジンの実演をしたり、電気パンを作りました.


エネルギーの基礎を教える授業

大学の授業は、エネルギーに関する正しい知識を持ってもらえるよう工夫しています.
物理を得意としていない学生でも、基礎知識や実践力を身につけて卒業してもらいたいです.

下は、学生実験のヒトコマです.わいわいと楽しくやっています.
高速度カメラを用いて、合成写真を作りました.等速直線運動や等加速度運動など、とても分かりやすく学べます.



「先生のためのエネルギー理科のセミナー」を開催

エネルギーや環境問題を、理科的な視点からしっかりと捕えることが出来る教員を増やしたいと考えています.
リフレッシュ理科教室を年1回開いて,小中高の教員と理科を勉強しています.
教員免許状更新講習にも積極的に関わっています. 更新講習なくなりました。