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リフレッシュ理科教室(島根会場)は,楽しい理科教室です。

問合せ:yosisi@riko.shimane-u.ac.jp

吉田 俊幸 (島根大学総合理工学部・准教授)

挨拶GREETINGS

リフレッシュ理科教室島根会場 実行委員長

吉田 俊幸 (島根大学総合理工学部)

参加者のみなさま

 なぜ? どうして? わからないことがあったらなんでもきいてみましょう。あめあがりのそらのにじ、きれいですよね!なぜにじができるのか、しっていますか?ひるのそらはあおくてゆうひはあかいのはどうしてですか?なぜかわやプールのそこがあさくみえるのですか?どうしてかがみにじぶんがうつるのですか?これらはぜんぶ、みなさんのめにはいってくる「ひかりのすすみかた」をつかってりゆうをせつめいできます。そしてりゆうがわかると、くふうしてひかりをあやつることができるようになります。
 きょうはみんなで、ひかりファイバーをつかってひかりのみちをさぐるじっけんをします。このきょうしつにきているしまねだいがくのせんせいたちは、おとやでんき、そしてひかりについてくわしいひとたちなので、いろいろなしつもんをしてみましょう。アッとおもうこたえがきけるかもしれません!

教員・保護者のみなさま

テレビで「一休さん」という子ども向けアニメがあったのを覚えているギリギリの世代かと思います。学生の皆さんは分からないでしょう。このアニメには“どちて坊や”という幼い子どもが出てきて、「どちて(どうして)○○は○○なの?」と周りの人に次から次へとしつこく聞いてきます。“さよちゃん”という優しい女の子がどちて坊やの質問にずっと付き合って答え続け、それを見て周りの大人が反省するというシーンがあります。実は、子どもから「なぜ?どうして?」と聞いてもらえることはとても貴重なことなのです。皆さんは子どもの素朴な質問をスルーしようとしていませんか?とは言え分からない質問をされたら困りますよね。そんな時は、大人になったら分かるよなどとはぐらかさないで、「一緒に考えてみよう」と言ってあげて下さい。子どもと共に学び教え合う、素敵な時間を持てますように!  今回は光ファイバーを使った実験を用意しました。人が目で見て物を認識するとき、光の進み方の影響を大きく受けます。光ファイバーを使って光が出てくる場所を別の場所に変えるだけで、人はあたかもその場所に物があるように認識してしまいます。「テレビ石」の実験で確かめて下さい。また光ファイバーを使ったカラフルツリーも作ります。光はファイバーの中で全反射を繰り返して進みます。最先端の光ファイバーでは1 kmの長さを進んでも数%しか減衰せず、これが現在の光通信を支えています。作製するオブジェはきれいな飾りですが、ファイバー1本1本の中を光が伝わっていく様子を想像しながら眺めてみて下さい。きれいなだけとは違う感情を持てたなら、もうあなたも理科の先生です!

最後に

 この取り組みを共催いただいた島根大学,後援いただいた島根県教育委員会・松江市教育委員会に深く感謝申し上げます。また,開催にあたりお力添えをいただきましたみなさまにお礼申し上げます。