周りのものをよくみて,調べて,しっかり考えるのが理科という教科です。今回は,音を調べます。音は直接見えませんが,砂の模様や楽器がふるえることを通して,見たり感じたりすることができます。
この実験教室にかかわる実行委員は,光・音・電気のプロで理科が大好きなおじさん・おばさんです。お話をいっぱいしましょう。質問をいっぱいしてください。ふつうでは聞けないような面白い答えが返ってくるはずです。さぁ,理科を楽しんで!
音って身近ですが,音の正体を探ったり,音の性質を調べることって,目で捉えられないのでとても難しいです(ちなみに私自身の研究では,光を使って音が進む速度を求める実験をしています)。大人になると,「音は空気の振動」であることが当たり前の様に受入れらるようになりますが,子ども達に実感を伴って理解させるには多くの経験や知識が必要になります。
今回は,例年のリフレッシュ理科教室に比べて,とてもシンプルな工作を行います。教育現場や家庭でもすぐに取り入れられるものです。また,音に関わる小・中・高の実験演示をたくさんします。大人でも楽しめる内容だと思いますので,是非,みんなで一緒に理科を楽しんでいただけたらと思います。
この取り組みは,科学技術や自然科学の研究者が集まる「応用物理学会」の人材育成事業の一環で行われています。共催いただいた島根大学,後援いただいた島根県教育委員会・松江市教育委員会・物理教育学会中四国支部に深く感謝申し上げます。
また,開催にあたりお力添えをいただきましたみなさまにお礼申し上げます。